2012年12月28日金曜日

瓢箪床

昭和8年頃まで赤羽橋際に「瓢箪床」と呼ばれる理髪店があり、その側に榎の老木があって麻布名所の一つになっていました。

むかし天正十八年8月1日に徳川家康が始めて江戸に入城した時、この木に駒の手綱をつなぎ側にあった瓢箪床と呼ぶ休息所で休んだが、 その時、瓢箪床の主人に徳川家康が髪結い元締め許可のお墨付きを与えました。そしてこの瓢箪床が江戸髪結いの元祖で、その子孫は同所で代々理髪業を営み、昭和初期まで続いたといわれています。