2008年9月17日水曜日

真説 新・麻布七不思議

このコーナーには麻布以外のネタを書くつもりだったが、DEEP AZABUサイトさえ気が向かないと更新しないのに、Blog更新など夢のまた夢.....。というわけで放置しっぱなしであったが、むかし、むかしコーナーを更新した際に自説「新・七不思議」を披露したので、ここで触れてみたいと思う。私が定義した新しい麻布七不思議は、



1.六本木ヒルズ毛利池の水源

2.十番納涼まつりのマナー

3.四の橋近辺の古川の鯉

4.がま池の公開

5.元麻布ヒルズの形状

6.麻布山地下壕

7.有栖川公園の蛍養殖

であるが、



★「1.六本木ヒルズ毛利池の水源

については、里俗に、がま池とつながっていて互いに水位を調整していると密かにいわれている。その際の給水に用いられるのは明治期に作られた「麻布水道」の使用されなくなった配管である。また両池とも宮村町公園地下の旧麻布水道宮村貯水池に一旦プールされそこから給水されているともいわれる。ちなみに宮村町公園地下の旧麻布水道宮村貯水池ではがまガエルが大繁殖し、それを餌に狐坂で狐が見られるようになったとの噂もある。
もっとも現実にも、毛利池の水源は池の改修時にビニールシートで保護され、これを外せば水源は元のまま復活する。という噂もまことしやかに語られている。恐るべし、現代工学!


★「2.十番納涼まつりのマナー

は、悪いのは来訪者ではなく、設備不足のまま集客してしまう管理体制では、っと、2ちゃんねるなどではささやかれている。しかし、祭り翌朝の商店街はものすごい臭気である。


★「3.四の橋近辺の古川の鯉

で紹介した画像は7年位前に四の橋から下を覗いた折にたまたま居合わせた赤い鯉であるが、土地の人の古い言い伝えでは、雨のたびに古川河口の金杉橋辺まで流されるので、鯉は筋肉が発達し、胸びれを使って陸上を歩き元の四の橋まで帰る事ができるようになったという。また遡上が過酷なために色が退色し、緋鯉は真鯉になるという。そして、その中の幾匹かは遡上を諦めて海へとくだり、ボラの祖先となった。だから河口付近ではたまに親戚に会いに来る赤いボラ(緋ボラ)を見かけることがあるという。河口付近の住民はこのボラを、幻の緋ボラと呼んでいる。


★「4.がま池の公開

これは人様の土地を持主がどう使おうと勝手なので、大きなお世話である。そして池は公開されている。最近入手した情報によるとどうやらあのマンションの地下3階に秘密の会員制クラブがあるという。情報主によると、地上に残された池は実はレプリカで、地下3階には本来の広さと深さを保った本当の池が、「秘密裏に管理されていた」水源によって満々と水を湛えているという。むかし3級下のかっチャンが池に落ちたときに立ち泳ぎするほどの深さ(たぶん1.2mくらい)の池がそのままの姿で再現されている。(もっとも当時は底なし沼だと聞かされていた。)もちろん池にはザリガニ、くちぼそ、和メダカの他に、ゴールド会員にはやはり地下に作られた池周囲のクワガタ生息木への立ち入りが許され、冬でも虫採り遊びが用意されている。(ゴールド会員は池では淡水伊勢えび釣り、クワガタは天然の20年物オオクワガタが用意されているという。)ちなみに会員制秘密クラブの名称は「白亜の館」とのことだが、現在は会員の募集は行われておらず、数年待ちとのこと。これは数年前に流行った昭和レトロブームと「三丁目の夕日」現象からだと専門家は苦笑している。(実際にあった会員制フレンチレストランの白亜館とは何の関係もないようです。念のため。)


★「5.元麻布ヒルズの形状

これまた建物がどんな格好をしていようが、地権者と入居者以外には大きなお世話である。が、先日訪れた商店街のスーパーマーケットで、同級生で店のパート店員をしている方からこのビルを建てる時のエピソードを偶然、伺った。

このビルを建てる際に設計を任された設計士は先見の明がある方で、すでにエコロジーが将来問題になることを予知していた。そしてそのエコロジー的な建物を設計しようと日々、頭を悩ませていた。そして奥さんから頼まれた夕飯の買い物を十番のスーパーで買っているときにふと、野菜売り場であるものを見てひらめいたそうである。これだ!長い間捜し求めていた形状は!っと絶唱し、そのあるものを毎日買い求めた。当時一般市場に出たばかりのその「あるもの」は、古来のものとは大きく違う形状をしており、当時、これぞエコロジー!っと思ってしまうのに十分不思議な形であった。そして数年後、ビルは完成し、それを見た近所の子供が思わず叫んだ。

あれ、エリンギじゃん!

完成時には「エリンギ」はごく一般的な食材となっていた。


★「6.麻布山地下壕

これは里俗の言い伝えと言うよりは、国家機密に属する部類の話であるが、二人の地下探偵団麻布支部員が極秘に漏らした情報で、じつは地下鉄南北線は、白金高輪駅を出るとやすぐに左に急カーブして四の橋を超え、太平洋戦争中に海軍が掘った「麻布山地下壕」に入り尾根伝いを直進する。そして宮村町をかすめて麻布山善福寺横で再び急カーブ(または地下ループで廻ってから)で麻布十番駅へと到着する。地下鉄とはまったく縁のない宮村町近辺で夜更けに耳をすますと、よく「列車通過らしき音」を聞く。という地元民の情報があり、地元民は音がする方向が山の中と不明瞭なので不思議に思い、「新狸ばやし」、「狸坂の狸が戻った!」などと噂をしているようである。

ちなみに、2名の地下探偵団麻布支部員はその他情報として、都内各所の未使用地下鉄線路情報、三田小山町の地下壕なども話され、私も住まいの近所・品川区の目黒川河口付近に未使用の地下駅の噂があることを確認した。東京は国会議事堂近辺の秘密の地下鉄線路の噂を筆頭に、秘密の地下だらけだそうである。


★「7.有栖川公園の蛍養殖

これは私が最も危惧する内容の話である。以前、有栖川公園で養殖されていた蛍は当時最先端の技術を駆使して出来た「遺伝子組変え蛍」であったという。これによりどんな濁水でも羽化できるようになったバイオ蛍の生命力は絶大で、事態の重大性を重んじた関係機関により絶滅された...。っと思われたが、中の数匹が生存に成功し、なんとゴキブリと交配してしまう。これにより付近の家庭では、「お尻が光る」ゴキブリが目撃されるようになった。地元住民の話では、「夜中に台所では電気をつけなくても明るくなった。」など、喜びの声も聞こえるが、最近は大型のゴキブリにも「お尻が光る」ものが現れ、こちらはさすがに敬遠されているという。

なを最新のニュースとして、周囲ではお尻が光って、なおかつカブト虫の角を持った大型ゴキブリや、クワガタ虫の角を持ってお尻が光る「ゴキブリ」も目撃されていると言われるが、確かな情報は届いていない。住民の一人は、「昔は良かった。有栖川が怖いといっても鯉ヘルペスくらいのものだったに....」と困惑を隠せないようだ。当局の話として新聞は、「不思議なゴキブリを見つけたらすぐに届けるよう指導している。許可なく飼育したり、繁殖させると罰せられます。とのこと。」しかしネットオークションではすでに1匹数万円での取引が確認され、当局では落札者の身元確定を急いでいるという。


以上七つの麻布不思議話、如何でしたか?

信じる、信じないは、.....あなた次第....。

(あたりまえですが、この七つの話は、もちろんすべてフィクションです!)