2008年6月5日木曜日

Clapton's Guitars

21世紀を迎える少し前の事だから、今から8年ほど前のお話。
ギター雑誌主催の「Eric Claptonトークショー」に行った事がある。
といってもそのトークショーにClaptonが来たのではなく、Mcを勤める クリス・ペプラーがClaptonについての裏話を披露するという内容のものだったと記憶している。

・札幌公演が終わったあと、打ち上げでスタッフとクラプトンが行った  カラオケ・スナックでは、二人のサラリーマン客と店主しかしない店で ギターを持ち込んで数曲演奏した。

・当時流行っていた「K1」を観に、たびたびお忍びで日本を訪れていた。

などの裏話を披露してくれなかなかオモシロイ内容のトークショーだったが、
話の最後に突然会場にブラウン・サンバーストのストラト・キャスターが持ち
込まれた。
このギターは、クリスティーズ主催クロスローズ・ギター・オークションで前年
行われたオークションにかけられたClaptonのいわゆる「ブラウニー」のセカンド・
ギターで、日本のウドー音楽事務所が落札したものであるとの事だった。そして
希望者挙手で行われた試弾きでチャンプ?につながれて出てきた音は、まぎれ
もなくあのClaptonの音色であった。

クロスローズ・ギター・オークションは薬物中毒救済施設「クロスロード・センター」
の運営費捻出のため行われたオークションで、現在まで2回行われているという。
一回目のオークションには前出のブラウニー・セカンド意外にも本命のブラウニー
をはじめ100本あまりのClapton所有ギターが出品され、最高落札額はやはりブラ
ウニーの49万7,500ドルといわれる。(当時落札者は明かされなかったが、のちに
マイクロソフト関係者と判明)しかし、このときの一番安いギターの落札額は
Fender Broadcasterのレプリカで $19,000とのこと。

これって、ちょっと勘違いすると「買えるじゃん!」って思ってしまう金額ですよネ(^^;。