2019年4月7日日曜日

⑥今里橋の欄干

◎今里橋の欄干
三田用水遺構脇の階段を上り、少し歩くと「白金台三丁目遊び場」への入り口に三田用水をまたいだと思われる小さな石橋があり、さらに歩くと道路脇にコンクリート製の欄干が見えてきます。これは「今里橋」の欄干で「増補港区近代沿革図集 高輪・白金・港南・台場」にはその諸元が記されています。


◎今里橋
【所属地名】芝区白金今里町116
【構造種別】鉄筋コンクリート
【延長】3.000m
【幅員】3.300m
【面積】9.900㎡
【架設年月日】昭和5(1930)年11月
【架橋経費】556,080円
【川名】三田用水路(芝区史)


この今里橋を含めて今里町域の三田用水には「上今里橋」「今里橋」「南里橋」「猿町橋」4つの橋が架けられていたようですが、現在まで残されているのはこの欄干のみとなりました。

近年今里橋欄干に「南里橋」とスプレーで落書きをされてしまった画像をネットで見たことがありますが、これは明らかに橋名を誤っており、南里橋があったのは「今里地蔵」前です。
また、玉名池に水を供給していた三田用水久留嶋上口分水路にも橋がありこちらは「玉名橋」と呼ばれていたそうです。

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