2019年4月9日火曜日

⑮三光坂

・白金三光町
三光坂上坂標
「三鈷坂」、それ以前は「三葉坂」などと呼ばれていた三光坂が町名の由来とのこと。
1872(明治5)年武家地に白金上三光町・白金下三光町が起立しその後紆余曲折を経て1879(明治12)年、芝区白金上三光町、芝区白金下三光町は芝区白金錦町と荏原郡今里村と合併して東京府東京府荏原郡白金村が起立します。
さらに、1891(明治24)年旧白金上三光町、旧白金下三光町は旧白金錦町、東名光、西名光、松久保、雷神下等を併せて東京府東京市芝区白金三光町が起立します。
・三光坂
聖心女子学院正門前から、西光寺前に向かって降りる坂をいい、明治頃には三鈷坂と称し、更にもとは三葉坂と呼ばれたと伝えられる。
この坂下にある松宮山三葉院専心寺の境内に、むかし、一蔕(へた)に三葉づつ生えている松があって、三葉あるいは三鈷松と呼ばれた。
三鈷松は松の一種で、漢名では三針松又は三鬛(りょう)松と言い、三鈷とは鈷[仏具の一種]の三叉を成したもので、三葉の松が之に似ているので、かくは称したのである。その後、三鈷坂が転訛し、日月星を象徴する三光になったのである。(芝区誌より引用)



三光坂の由来となる松樹があった専心寺







坂標に記された坂名由来





三光坂下坂標